今日から決算特別委員会が始まります。
ところが議会は先週発覚した平成16年度以降の不正経理問題についてその対応を協議するため開始時間が遅れ午後1時に繰り述べされました。
決算審査というこの時期にこうした問題が明るみに出るということは一体どういう意味を持つのでしょうか。会計検査院の指摘で不適正な支出について16年度は内部調査の結果、確定し公表されましたが、次年度以降は調査中ということで明らかにされていません。
決算審査は市行政と独立した監査事務局が収入、支出について毎年監査し、内容についての意見を述べてその資料が正しいものとして議会では審査、議論し認定してきました。つじつま合わせで数字は合っていても支出内容の詳細な中身について問題があることは議会では分かりません。帳簿を審査するわけではないですから・・・
今回のような問題は行政に対する信頼性、信憑性に大きな疑問を投げかけ、市民にも不信が広まるのは必至で市長の管理監督責任は免れようがありません。
今回の問題発覚は審査日程や決算認定に重大な影響を与えることは間違いなく異例の決算審査になりそうです。
日程は開始時間が変更になり、午後からの決算特別委員会の冒頭、市長からの報告と陳謝で始まる予定です。21年度決算を審査する決算特別委員会はその決算内容を精査した後に改めて審査日程を編成することとし、長期休会ということで各派合意しました。
各派の考え方は大きく分けて日程重視と内容重視に分かれていますが、僕は21年度決算の内容が改めて精査されるまで決算特別委員会を今日時点で開くべきではないと思いましたが上記のような結論に至りました。