昨日は事業所税の問題で出張し、石破政調会長には「党税調で扱う」と力強い発言をいただき天にも上る気持ちになりました。全国商工会連合会では企業支援部の荢野泰成(おのやすまさ)部長と渡部 恵課長補佐に対応していただき、民主党政調会、政府税調への働きかけをお願いしました。(フォトギャラリー参照)
企業経営者における今の景気低迷、円高環境という現状の厳しさを懇々と説明し、特に中小企業支援や育成といった観点からは大きな問題を含んだ制度(赤字でも課税される)だと述べました。平成の大合併がもたらした負の遺産の上に成り立つ税制のあり方を考え、全国にわたって経営者の苦しむ問題を放置してはいけないと訴えました。
地方税でありながら立法や改正は国会に委ねられ、弾力的運用が規定されていても実質的に行使しない首長の問題と併せ、合併特例法が形式的なものになって形骸化し、国の責任は曖昧なままになっていることなど矛盾の多い制度だと思います。
3年前にお会いした自民党税制調査会会長の前衆議院議員・津島雄二先生は「この制度は自分が官僚のときに作ったものだが、既に時代的な役割は果たしている」と暗に事業所税の廃止は止むを得ないという趣旨の発言をされたことが思い出されます。実現のその日まで今後も努力を続けていきたいと思います。
また、昨日は丁度、羽田空港国際線ターミナルが開業していました。帰途に着く飛行機の出発までの時間を利用してそちらに行ってみました。
オープンから時間が経っていたこともあり、凄い人並みでした。特に噂の江戸小路、江戸前横丁はどの店も溢れんばかりの人だかりでした。(フォトギャラリー参照)
4本目の滑走路(2500m)が出来たことで羽田空港はこれまでの1.5倍となる44万7千回(国際線は9万回)へ発着枠が増加し、24時間営業のハブ空港となります。国際定期便も復活し、世界の重要17都市を結ぶことになります。
国内線ターミナルからはモノレール190円、京急電鉄130円です。京急電鉄では降りたらすぐ改札があり、ANA、JALともチェックインカウンターまで1分以内と便利そうです。
でも、発着枠がこれだけ増えて全国の空港等にも振り分けられるでしょうが、現時点で広島西飛行場にその恩恵を得られないのはなんとも寂しい限りです。