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犯人探し

政府は中国漁船衝突事件でビデオがネット上に流出した問題で国家公務員法違反、不法アクセスや窃盗などの罪で被疑者不詳のまま告発し、犯人を特定する行動に出ました。

情報管理の杜撰さから流出した問題で政府の危機管理能力が問われていることだと思いますが、そもそも国益を損なう秤は公開しなかった方なのか、公開した方なのかを考えれば国民の多くは後者と考えている人が大多数であることは明白です。

法律を犯してはいけませんが、政府が公開しなかったからこそ国の行方を憂う人が覚悟の上で投稿したというのが一般的な見方です。一部で愉快犯という見方もあるようですが、僕は憂国の士という見方を信じたいと思います。内部からの流出ということが99.9%だからです。

犯人探しで仮に特定できたとしてもそれが一体何の利益になるのか。処分して見せしめにすることが国益に資するとはとても思えませんし、日中関係が改善するのか甚だ疑問です。

このような難しい問題を含んだ大事件ですが、今は国家として間違った方向に行かないよう舵取りをすることが肝要で責任の擦り合いのような態度に終始するのは国民に対しても世界に対してもみっともないことだと思います。

ここは再発防止を防ぐ手立てを考え、反省し情報管理、危機管理能力を高めることの方が政府として必要な姿勢ではないでしょうか。

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