柳田 稔法務大臣が今朝辞任しました。
後任は仙谷官房長官が兼務するそうです。
14日に地元広島で大臣就任祝賀会を開き、ここでの発言が国会軽視とされ民主党政権に大きなダメージを与えました。
「法務大臣は楽なもんです。『法と証拠に基づいて適切に処理しています』、『個別の案件についてはコメントを差し控えます』という二つを覚えておけばいいんですから」と言ったことが発端です。
自民党など野党は今日の参院予算委員会終了までに辞任していなければ不信任決議案、問責決議案を提出する構えを示し、可決される見通しとなってていました。
補正予算を早期に成立させたい政府・民主党としては審議に応じるという担保を引き換えに自発的辞任を選択したと思われます。
ただし、これで全てが終わったわけではなく野党は尖閣諸島での中国漁船衝突事件、ロシア大統領の国後島訪問など一連の問題に対し官房長官、国交大臣、外務大臣などに対しても同様の対抗措置をとることが考えられます。
柳田発言は組合をバックにした組織選挙で如何に緊張感の無い選挙によって議席を得たのかが今回のことで窺い知れるのではないでしょうか。
事ほど左様にマニフェスト違反など民主党政権が如何に幻想であって政権担当能力の無い現実離れした稚拙なものであるかも遅まきながら国民の多くが気がついてきましたね。