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予算特別委員会

今日は予算特別委員会の採決が行われました。

骨格予算と言いながら出された当初予算は6,000億円を超える大規模なものでした。この委員会では喧々諤々の議論がかわされ、その結果、最終日の今日は修正案が3本提出され、そのうち1本が可決されました。

可決されたのは「旧市民球場の跡地利用に関する経費」と「西飛行場から広島シティ空港へ移行整備する関連経費」を一般会計から削除する修正案です。

内容は「旧市民球場の跡地利用に関する経費」のうち解体費(2億7千万円)を除く約3億4千万円です。

実際のところ解体費を除いているので正直なところ100%賛成とは言えないのですが、跡地利用計画自体に大きな疑問を持っていることとこの事業の継続、変更、中止の判断は新市長が決めることであることから当初予算案からの削除に賛成しました。

また、同様に西飛行場の市営化に対する設置条例と関連予算が提案されていましたが、設置条例は賛成少数で否決、関連予算は西飛行場から広島シティ空港へ移行するための整備計画策定予算のうち1億3千万円が予算から削除されました。

この議案については昨年はじめ、湯崎知事と秋葉市長がトップ会談でヘリポート化を主張した県に対し、秋葉市長は市営化を主張し、「年内まで検討し結論を出す」としていましたが、これまで議会には議論の機会はなく秋葉市長が一方的に市営化を決め今議会に提案したものです。

このような短期間に結論を求められた議会は困惑し、議論する検討材料も乏しい中、新市長と議会、地元住民の合意の上で結論を出すことが適当と判断しました。就航する航空会社、路線の許可、発着枠の確保なども総合的に新市長が判断することが大事との理由で条例案、予算案ともに否決しました。

否決されれば広島県は「ヘリポート化を進める」としていますが、これは事務レベルでの話で話であって必ずそうなるとは限りません。

ヘリポート化の話は湯崎知事と秋葉市長との話であり、市営化の話も秋葉市長の判断によるものであることが前提となっています。新市長がどのように判断するかは新市長が決まってから出なければ分からないことであると思います。新市長は知事と何の約束もしていませんから。

要は空港がいるか、いらないかは新市長の政策的判断によるところが大きいと議会は結論を出しました。新市長がどうしても空港がいると言う判断ならば県に詫びを入れて、国土交通省に頭を下げるという政治判断にたって政治決着を図るしかないと思います。

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