国会会期末を半月後に控え、雲行きが怪しくなってきました。
菅内閣の命運は東北大地震によって延命されていましたが、第1次復興・復旧補正予算の成立頃からゴタゴタし始めていました。
第2次補正予算を巡っては会期延長をして実効ある内容にすべきという野党の意見と会期どおりで閉会にしようという与党がつばぜり合いをしていました。
福島原発の対応を巡って政府・東電・原子力委で足並みの乱れが露呈し、混乱を招いています。
野党は6月2日にも内閣不信任案を衆院に提出する可能性が高まっています。総数480に対し、議長、欠員1を除く240が過半数となります。
野党の総数に民主党内から85人が造反することで可決されます。
小沢グループ、鳩山グループの動きが注目を集めそうです。
可決された場合、菅総理は内閣総辞職か衆院解散のいずれかを選択することになります。
野党は会期末直前に参院でも問責決議案の提出を考えているようです。
今回、解散があるとすれば、これまで囁かれてきた政界再編が現実のものとなる可能性が大きいと言われています。
「こういう時に政治空白はいけない」という考え方と「こういう時だからこそ政治がしっかりしなければいけない」という考え方があります。
皆さんはどちらの考え方を支持しますか?