政府は、国民一人ひとりに番号を割り振り、納税実績や年金などの情報を一括管理する「個人識別番号法案」を国会へ提出しました。
これまで自民党政権時代も同様の法案提出を試みていましたが、マスコミの「国民総背番号制反対」で実現していませんでした。
しかし、昨今では消えた年金問題の改善に苦慮するなどをはじめとして、政府の各種政策・施策にも影響を及ぼすこととなり、機が熟してきた感があります。
野田政権下では、やっと提出には漕ぎ着けましたが、現在の国会事情では必ずしも成立の目途はたっていません。
実現すれば通称「マイナンバー」と呼ばれ’15年1月からカードの配布を始める予定だそうです。
そうなれば官庁における事務が大いに簡素化され、住基カードは必要なくなるのでしょうね。或いは、住民票とか印鑑証明とかもこのカード1枚で全て事足りるようになる日が来るかも知れません。
リスクはこの個人情報をどのようにして保護・防衛するかが鍵となりそうです。