政府は、金融機関の口座に10年以上に亘って休眠状態の口座に眠っている取引の無い預金を活用して東北大震災の復興支援策等に活用する検討を始めました。
金融庁などによると休眠預金は全国で850億円程度あると推測されており、金融機関は、日常別段預金などで保管していますが、その管理に手を焼いているのも事実です。
この動きに銀行協会などは法律論を除き、「預金者の保護」を理由に反対色を滲ませていますが、官房長官や国家戦略担当相は申し出があればキチンと対応し、払い戻すのは当然というスタンスで臨んでいます。
850億円の内、相続などで300億円、金融機関の管理手数料などを差し引いた残り400億円くらいが財源になるそうです。
国民的合意も含めてその活用が実現するといいですね。