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予算特別委員会

所管別審査が終った昨日は、午前10時から8時間(480分)の総括質疑が行なわれました。みんなの党は質疑を行なわなかったため、実質の全体枠は471分でした。

各会派が、持ち時間の中で締めくくりの質疑を行なうもので、人数に制限は無く、13人が質疑を行ないました。

区役所機能の強化、二重行政の解消、ひろしまピースプロジェクト、ヘリポートなど多くの課題について活発な議論が行なわれました。

中には、これまでのスタンスをすり替え、自身の身の潔白、アリバイ作りを公然と行なうベテラン議員もいて委員席からは失笑を買っていました。

私自身も聞いていて老獪というのはこういうことを言うのだと改めて知らされた思いがしました。

予算特別委員会の実質審査が昨日で終了したわけですが、今年は、前市長時代とは雰囲気が一変したと感じました。職員が伸び伸びと発言することは、自立心を促す上でも、責任感を芽生えさせる面でも大変良いことだと思います。ただ、心配なことはこれが安心感、緊張の緩みにつながっていくことの懸念も残ります。

また、松井市長にとっては初めての予算特別委員会で、当初は、やや緊張気味で慎重な面も見受けられましたが、徐々に、雰囲気とペースを掴み、最後は堂々たる姿勢だったと思います。

後半からは右肩上がりで良くなったと感じています。特に最後の2日間では、自ら積極的に手を上げて発言する機会が多々見られたことは、予算案提出者としての自覚と責任が感じられました。

こうしたことが委員会の雰囲気をさらに盛り上げたことは言うまでも無く、答弁も行政官としての経験に基づいた奥深い内容であり、委員を唸らせる場面は素晴らしかったと思います。

市長にとって初めての予算特別委員会でしたが、十分、花まる合格点です。12日間という短期間の中で大いなる成長と脱皮(失礼)が図れたことを、ともに喜びたいと思います。

ただし、広島市政をリードする為政者としての正念場は始まったばかりです。

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