参議院に提出されていた前田国土交通相、田中防衛相の問責決議案は、今日午前の参院本会議で採決され、どちらも賛成多数で可決されました。
採決では賛成132、反対107で野党が多数を占める参院ならではの結果となりました。
ダブル問責決議案が可決されたことで、野田政権は一層窮地に立たされることになりました。
来週24日に設置される予定の消費税増税に関する特別委員会の行方にも暗雲が立ち込めてきました。
一方、問責が可決された場合、野党は辞任するのが当然と足並みを揃えていますが、辞任しない場合は全面審議拒否という自民党に対し、公明党は当事者2人の所管する委員会に留めるとするなど野党側に足並みの乱れも生じています。
国会会期末(6月21日)に向けて、今後は何が起こるか分からない状況になってきました。