民主党の党内手続きは紛糾の末、混乱を招いています。
26日の衆院採決に向けた攻防が続く中、小沢G、鳩山Gの態度が徐々にハッキリしてきました。
小沢Gは明確に離党を模索する中、造反54を目指す姿勢を示し、優柔不断だった鳩山Gの中も消費増税反対賛成を唱える人たちを抑えきれなくなっています。
鳩山由紀夫氏は、自分の作った民主党を自ら離党することや壊すことには消極的だと思いますが、ついてくる人がいなければ何をやってもどうにもならないことはよく分かっているはずです。
その最終決断に立ってどのような判断を下すか重要な岐路に立っていると言えます。普天間移設問題、国連の温暖化25%削減演説など殆んど政治生命は終っていると思いますが、最後の戦いに挑んでいます。
また、小沢グループ単独で野田政権の過半数割れ54議席を獲得するのは、現時点でもうチョットのところで厳しい状況だと思いますが、遊撃隊の鳩山グループを利用して、一矢報いたいと考えていることは明確で、造反後の処分を睨みながら説得したい鳩山氏と造反は即刻除名という執行部の間に立って大甘処分を目論む輿石幹事長などギリギリまでお互いの説得工作、神経戦は続くと思われます。
内閣不信任案可決か、消費増税可決か、
いずれにしても、明日と明後日は憲政史上に残る重大局面を迎えそうです。