オスプレイを乗せた輸送船が、はるか太平洋を渡って釜山港経由で早朝、岩国基地沖に到着しました。
墜落事故など安全性が検証・確保されない内は、搬入すべきではないという意見があります。
一方で、自国の領土が自国で守れない日本は、最新鋭の更新をする機材を受け入れるべきだという意見があります。
どちらも正しいように思えますが、皆さんはどうですか?
反対する人達は、基地の対岸でデモとシュプレヒコールを繰り返しましたが、地元の人達はどれほど参加したのか皆目見当がつきません。
首長も口と腹が違う、双方に配慮した中途半端な気がします。
地元で商売をしながら生計を立てる人、その恩恵を受けながら生活する人々は、一様に口をつむぎます。
昨今は、原発問題をはじめ、その恩恵を置き去りにして何でも反対という空気が全国で蔓延しています。これは、昭和40年代初頭から後半にかけて発生した学生運動の様相と似ていると思います。
そのころ僕は、中学2年生から高校、大学に進学するまで続いていました。
時代は移ろい、その頃、学生運動の先頭に立っていた人たちが政権の中枢を牛耳る時代になったのですから仕方のないことかもしれません。
自分さえよければいい、今さえよければいいという風潮は、やがて大事なものを崩壊させてしまうことも考えずに・・・
日本は、不平、不満の溜った国民のガス抜きが出来ない変な先進国になりすぎたのか、この国の先行きがとても心配な国になりつつあると思います。それを感じない人も多いですけど。
極東アジアは中国、韓国、ロシアの思う壺に嵌りつつあります。
今の状況で本当に将来に対して責任がもてるのかな?