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腹 芸

「近いうちに」という解散・総選挙の時期は、10月初旬解散、11月上旬総選挙だということが分かりました。

平成25年度(2013年度)の予算編成には着手しない方針も改めて確認されていました。当然でしょう。

公債特例法案、一票の格差問題もある中で消費増税法案成立までは協力した自民党も次の協力は内外の批判を受けることは必至ですからベッタリと連立のようなことは出来ない立場です。

政府・与党は間逆の立場ですから単独でも選挙制度改革法案は提出しました。参院はネジレですから法案の成立はありませんが自民党との違いをアピールする作戦です。

増税法案で歩み寄れるところは歩み寄り成立を図りましたが、共に総裁選、党代表選を抱えた中での最小公約数だったのでしょう。

玉虫色の党首会談の結果は、お互いの党内選挙を抱えた事情の中で言葉を交わさなくても腹芸で読み取るという結果の表れのようです。

守る立場の民主党、攻める立場の自民党。お互いの立場は相容れないものの消費増税で一致したことがもたらした現象が少しずつ表面化しているように思います。

ここからが本当の「天下分け目の大勝負」というところでしょうか。

自公の協力確認をしている古都を背景に、首相問責などを含めた攻防が一気に加速しそうです。

自分達の立場と体裁を前面に出した双方の戦いが始まります。

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