今日は、都市活力向上対策特別委員会が開かれ、以下の項目について議論しました。
(1)旧広島市民球場跡地活用の検討状況
(2)大規模未利用地への都市機能配置案
(3)広島駅周辺地区整備の取り組み状況
(4)観光振興について
中でも市民球場跡地の活用を検討する委員会(市民代表21人)では、『活用策について事務局である広島市が、結論ありき(緑地広場整備)の誘導をしているのではないか』との指摘がありました。
この点については多くの議員や市民が疑念と不満を抱いており、そのあり方についても要望がありました。
今年度末までに検討委員会の結論を出し、市長がこれを参考として市としての計画を発表する段取りになっています。次回の検討委員会では中間とりまとめを発表することになっているようです。
しかし、このような状況で検討委員会の結論を市長が参考にして市の発表をするというのは大変危険であるということを市長は認識すべきです。
検討委員会は、市長の全権委任を受けた委員会ではありません。それを踏襲することによって形はパブリックコメントであっても市民にとって内容は大いに不満という結果になりそうです。
こうした都市機能の整備は最大公約数的に市民の多くが望む結論を見い出さなければなりませんが、市民の思いと市長の考えにギャップが広ければ広いほどその衝撃は大きいものになってしまいます。
絞り込み作業の中で「文化芸術機能」、「緑地広場機能」に大別しようとしたとき、大きな反論があり、「スポーツ複合型機能」を加えるに至りました。
「たちまち、うるさいからスポーツを入れて、静かにさせよう」ということでは通用しません。
また、大規模未利用地への都市機能の配置案が示されましたが、西飛行場跡地の活用策の中にスポーツ・レクレーション機能を記述していることで、市の本音は議論の先送りを狙っているのが透けて見えます。
市民球場跡地は、あくまで「緑地広場」ありきで進めようというハラが見え見えですね。