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訪 朝

飯島勲内閣官房参与が電撃訪朝して3日が過ぎ、4日目を迎えています。

極秘に進められるはずだった訪朝は到着と同時にテレビカメラが待ち受けており、国内外で即刻放送されました。

これには、米国や中国、韓国もビックリしたようで成り行きを見守っているようです。

しかしながら、政治家でも閣僚でもない飯島氏が訪朝し、どれだけの成果があるのかといった批判もあるようですが、周到な準備をして行ったのは間違いないでしょう。

出なければ、外交責任者の金永日書記と会談できないし、ましてやナンバー2の金永南最高人民会議常任委員長と会談など出来るはずはありません。

こうした人たちが出てくるかどうかは訪朝するまで分からなかったことかもしれませんが、サプライズ効果を狙った北朝鮮の作戦かもしれません。

拉致問題解決は安倍政権の大公約ですから、朝鮮総連内部の相当な人脈を介してのことだと思いますし、相当な見返りを期待している北朝鮮の思惑の裏返しでもあるように思います。

時は相前後していますが、朝鮮総連の競売問題が不調に終わった直後というのは見逃せない事実だと感じます。日本での拠点を失ったことは北朝鮮にとっては大問題であり、今後の日本における大きな障害となるはずです。

逆に日本にとっては、大きなカードを手にしている訳ですから最大限に利用したいのは当然のはずです。

もう一つは、ロシアを訪問した安倍首相とプーチン大統領の会談です。

北方領土問題解決に前向きなプーチン氏ですが、我々は、このことに目と耳を奪われ過ぎていたのではないでしょうか。

エネルギー供給をはじめとする経済的な連携と技術提供を望むロシアに対して、領土問題解決の糸口が絡んでいることは周知のとおりです。

しかし、その一方で中国からも見放されている北朝鮮に対し、ロシアが食糧供給などで後ろ盾となるような話が進んでいるとすれば、四面楚歌で窮地に陥っている北朝鮮にとっては、願ってもない助け舟となりますよね。6カ国協議にも大きな影響を与えます。

さらに日本としては、駄々っ子のように言うことを聞かない中国に対し大きな圧力をかけることも出来るというバラ色の作戦です。

いずれにしても、飯島氏は明日帰国するという見方が有力です。

安倍首相や菅官房長官に報告され、その後どのように、どのような内容が発表されるのか興味津々ですね。

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