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様変わり

自公が圧勝した参院選が終了して政界が様変わりしつつあります。

多党乱立した昨年末の衆院選を経て今回の参院選で党存亡の危機に直面している政党が増えています。

 民主党は、首相経験者の菅直人氏の処分を巡って大荒れとなっており、分裂の危機に直面しています。鳩山由紀夫氏はすでに党員資格を失っているとして放置するようです。両院議員総会はどうなるんでしょうかね。細野幹事長は、辞任時期を8月としていましたが、ひよっとしてここで辞任するかもしれないという状況になってきました。

社民党は昨日、福島瑞穂党首が党首を辞任する意向を示し、常任幹事会で承認されたようです。55年体制崩壊を経て衰退の一途をたどっていましたが、この参院選でも改選2議席を確保できず、1議席にとどまっています。

他の政党でも新党改革の舛添要一代表は、今回の選挙に立候補せず政界を引退しました。

みどりの風の谷岡郁子代表や亀井亜紀子議員は落選し、獲得議席0となっています。

生活の党は民主党を離党した小沢一郎代表のダークイメージが払拭されず、これまた獲得議席0で衰退傾向に拍車がかかっています。特に小沢王国と呼ばれた岩手県で自前候補が落選し、求心力、影響力に大きな翳りを見せています。

さらに巨大与党に対抗するため、民主・細野、みんな・江田、維新・松野の野党3幹事長は再編に向けた勉強会の立ち上げを検討しているそうです。

みんな・渡辺代表は時期尚早として拙速な再編には反対の意向を示しています。二人の確執はますます深まり修復は不可能のようですね。

客観的な第三者的な見方で言うと僕は渡辺代表の考え方に賛成ですね。数合わせをやってできた民主党が崩壊したように思想、政策に基づかない集団は「烏合の衆」と言いますよね。

自民党の立場では、こうしたことはどうでもいいことですが、健全な野党がいなければ政治が混乱するだけです。被害を被るのは国民ですから主権者たる国民の期待に応えられない再編を目指し、危機感だけを先鋭化させる行動には疑問を感じざるを得ないのです。

右から左の寄せ集めでできた民主党の二の舞には決してならないでほしいと思います。

ところで参院副議長に民主党・輿石東氏が囁かれているようですが、日教組の親玉をその席に就けるんですか・・・

参院議長には山崎正昭氏が有力となっています。山崎氏は溝手先生とは盟友の関係であり、自分はこれを譲って参院会長選にでるようですね。

こうしたことができるのも安定多数を実現し、ネジレを解消した賜ですね。

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