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対 抗

中国が11月23日、一方的に突然設定した防空識別圏のうち、尖閣諸島周辺を米軍の軍用機2機(B52戦略爆撃機)が26日午前9時ごろ飛行しました。

中国が求める事前の通告や飛行計画の提出なしで設定空域に侵入しました。B52戦略爆撃機は核搭載能力を持つ主力戦闘機です。

海洋覇権を狙う中国の横暴が一線を越えたと判断した米国が、力には力で対抗する行動を初めて示しました

空軍機は、グアムから飛び立ち日米安保条約の対象となっている尖閣諸島周辺を飛行し、中国を牽制する対抗措置をとりました。

これに対し中国は、設定直後は「命令に従わない場合、緊急的な防御措置をとる」としていましたが、米空軍機に対し識別圏内を出るよう警告も命令もしていないし、防御的措置もとらず黙認していました。

中国国防省は「中国軍は全航程を監視し、直ちに識別した」と発表するのがやっとでした。

それから今朝の新聞に看過できない記事が載っていました。

中国の程永華駐日大使が湯崎県知事と会談している写真が掲載されていました。内容は、平和記念式典に中国が初めて出席するかどうかの内容ですが、式典参加の案内は広島市が毎年出しているのに、出席要請を県知事がするんですか・・・?

外交的要素があり、県と市では扱いの手続きにルールがあるのかもしれませんが。

でもなんだかこうした要請を県知事がするという光景は広島市側の人間として釈然としない気持ちになります。

県と平和問題について共有し、共に希求することに問題はありませんが、こうしたことは広島市の領域ではないのかなぁ。

また、中国との関係が悪化している日本にとって平和記念式典参加で中国に言い分を与えるという危険性もあり、政府としては、外交カードとして利用されないよう注意する必要もありそうです。

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