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安佐市民病院

昨日は、2月定例会の本会議が行われました。

平成25年度補正予算の議決を行うためでしたが、その補正予算の中に安佐市民病院移転新築にかかる基本計画予算2000万円が含まれていました。

私の所属する自民党・保守クは議長を含めて21人が所属する市議会内の最大会派となっていました。この議案について会派の対応を協議しました。

会派の成り立ちは、平成23年の広島市長選挙と私たちの市議会議員選挙が行われた時、自民党が県連を中心に国会議員、県会議員、市議会議員が一丸となって松井市長を誕生させました。

渡辺忠雄氏以来、実に53年ぶりの保守系市長の誕生が実現したのでした。

しかしながら、この3年の間に歪は徐々に広がり、親松井派と反松井派が顕在化してきていました。

昨年から安佐市民病院移転の議案が提出されるという話はありましたが、実際にこの議案が提出されると、現在地建て替え派と移転新築派は議会内で真っ二つに分かれるという現象が発生しました。

「移転すれば跡地が空洞化し寂れる」という現在地派、「移転し医療機能を向上させると同時に広島市北部の都市づくりが進む」という移転派がそれぞれの主張を繰り返しました。

本会議に臨むにあたり我が会派の対応は分かれ、他の会派においても締め付けや多数派工作が行われ、10時から始まる本会議は7時間近く空転し、午後4時40分頃開会しました。

結局、市長を支持する私たちのグループは、8人が離脱し、爽志会の3人を加えた11人で新会派「自由民主党」を結成し、本会議に臨みました。

当初から拮抗しているという状況ではありましたが、定員55人の内、欠員3人となっているため、52人が議場にいましたが、1人が棄権し、議長を除く50人が記名式投票を行いました。

結果は、賛成25、反対25の同数となりましたが、地方自治法に基づき議長が否決を決めました。

賛成した私にとっては残念な結果になりましたが、否決されたからと言って現在地での存続ではなく、松井市長はあくまで移転新築を目指すものと思われます。

否決ということになりましたが、こうした結果になった以上、冷却期間を確保するとともに市民対話、専門家の意見、提言も踏まえて理解を深める努力をする時間に充てるという必要があると思います。

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