昨日は、43年ぶりという雨の中、戦後69年目の式典が行われました。
大雨・洪水警報が発令される中での厳しい条件にもかかわらず4万5千人の参列者が参加しました。
注目の米国キャロライン・ケネディ駐日大使も着任後初めて広島を訪問し、参列しましたね。
私は例年通り、広島戦災供養会、平和記念式典、動員学徒慰霊式へ参列し平和への気持ちを新たにしました。
安倍首相も参列し平和記念式典であいさつされ、その後、被爆者7団体と面会されました。
閣議決定の撤回を求める7団体と理解を求める首相の間で話は噛み合わず、被爆者団体の勉強不足、理解不足が浮き彫りになったようです。あらぬ妄想や風評に基づく発言が多かったようですね。
被爆者7団体とは、代表的な「広島県原爆被害者団体協議会(坪井理事長)」、「広島県原爆被害者団体協議会(金子理事長)」の二つに「韓国原爆被害者対策特別委員会」、広島県朝鮮人被爆者協議会」、「広島県労働組合会議被爆者団体連絡協議会」、「財団法人広島市原爆被爆者協議会」、「広島被爆者連絡会議」を指すのですが、この7団体のほかに「平和と安全を求める被爆者たちの会」が平成22年に設立されています。
前述の7団体は、旧社会党系、共産党系、韓国系、北朝鮮系など左派的イデオロギー色が強いのですが、マスコミ等では、これらが被爆者の総意のようにこれまで扱われてきました。
こうしたことからサイレントマジョリティー的な多数の被爆者たちの真意が伝わることはなかったようですが、「平和と安全を求める被爆者たちの会」が首相との面会に同席することはありませんでした。
広島市においてもこのようなことが無いよう十分に留意する必要があるのでは・・・
以前のような事件が起きないためにも。
被爆者団体を公平、平等に扱うなら設立年数にかかわらず面会・要望を聴くなど同席させるのが適当ではないでしょうか。
なお、同会は「集団的自衛権の行使容認」の閣議決定に賛成の声明を出し、7団体の見解が決して被爆者の総意ではないことを表明しているようです。
バランスのとれた対応に留意してほしいですね。