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大災害Ⅲ

残念ながら被害が広がっています。

死亡39名(身元判明31名)、行方不明52名にも上っています。52名の中には身元不明8名が含まれているかもしれません。

特に安佐南区八木地区では死亡25名、行方不明40名と最大規模になっています。緑井地区で死亡8名、行方不明10名、山本地区では死亡2名となり、安佐北区可部地区も死亡4名、行方不明2名という現況です。

昨日、行方不明者は一旦7名まで減少しましたが、その後大幅に増加しています。

航空写真によると土石流や崖崩れが安佐北区19箇所、安佐南区12箇所で発生していることを確認されたようです。

今回の局所的豪雨は、バックビルディング形成が発生し、「線状降水帯」と呼ばれる帯状の雨の区域が広がり、同じ場所で長時間、激しい雨が降り続くことになりました。

 

【バックビルディング形成】
暖かく湿った空気が流れ込むなど大気の状態が不安定な時、発生した積乱雲が風下側に移動した後、風上側で次々に新しい積乱雲が繰り返しできること。積乱雲は通常、垂直方向に発達しますが、バックビルディングが形成されると積乱雲の移動とともに「線上降水帯」と呼ばれる帯状の雨が降る区域が広がって同じ場所で長時間激しい雨が降り続くことになる現象。
解りやすく言えば夏の夕立は一時間程度で降りやみますが、雨を降らす積乱雲のこの状態が次々に形成される状態が帯状に連なっていく現象です。(中国新聞抜粋)

 

8.19大災害が奪った多くの尊い命が犠牲になりました。要因は様々指摘されますが、緊急砂防工事を早急に実施することは言うまでもないことです。

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