広島市は、店舗やビル看板の規制を強めようとしています。
新年度になって間もなくの頃、関係の資料が担当課から届いたのを見て大変驚いたのを覚えています。
新聞の見出しでは「原爆ドーム」、「平和公園」の周辺となっていますが、13地区を重点地区に指定しようとしています。
行き過ぎた規制は広島市全体の活性化、経済活動を委縮させるものでメリットよりもデメリットのほうが多くなりそうです。
特に企業経営者にとっては看過出来ることではなく、反発も強いと思われます。
平和公園、原爆ドーム周辺は仕方ない面もありますが平和大通りなど8地区で厳しい内容となっています。新しい規制は以下の通りです。
①看板の最高位は地上10m以下
②大きさ、面積は30㎡以下
③落ち着いた色彩
④自社以外の広告禁止
残る5地区でも①が20m、②が100㎡に変るだけで規制の強化が目立ちます。
既存の屋外広告物は規制の対象外となっていますが、劣化による更新やテナン入居者の入れ替えによる取り換えは日常茶飯事です。
高さ、大きさもさることながら色合いが一番影響があるのではないでしょうか。
赤、青、黄、橙など鮮やかな色が規制されれば味気ない殺風景な街風景が並ぶことになります。活気の無い死んだような景観や街並みが平和都市に相応しいのですかね。