日本高野連は、来春の都道府県の地区大会でタイブレーク方式を導入すると発表しました。
僕は、延長をしないでこの方式をすることには違和感を覚える一人です。
勝負の世界ですからノーマルな形で勝敗を決するのが自然だと思います。
当の選手や指導者の間でもタイブレーク方式には反対が圧倒的です。
ましてや将来の県大会、甲子園大会での導入を見込んでいるようですが、とんでもないことです。
サッカーでもバレーでもどんなスポーツでも延長戦はあります。決着がつくまでやらせてあげたいのが一般的だと思います。
もちろん今の時代、無制限というのはあまりにもどうかという気持ちはありますが、今年の軟式野球大会のような事例は、考える必要があると思います。
選手の健康面を気遣って高野連が決めたというのが表面のお話ですが、その実は、大会期間や試合時間を短くしたいというのが本音ですよね。
健康面を考えるなら、十分な大会期間やベンチ入り選手の増員などで対応すべきです。
肘や肩など故障することを理由にしていますが、どんなにトレーニングを積んで鍛え上げてもプロでさえ故障はします。
高野連の都合で表向き選手を人質にとって本当の腹の内を隠してのやり方にも憤慨しています。
どこかの労働組合のやり方に似ていますね。