内閣府が発表した国内総生産の改定値は、実質で前月比1%増となり年率換算で3.9%と伸びて速報値の2.4%を大幅に上回りました。
企業の設備投資が、卸、小売業で拡大し0。4%から2.7%へと上方修正されたことが大きく影響しました。
速報値は、内閣府が統計を基に推計した数値でしたが、その後に発表された法人企業統計との結果に大差が生じ大幅修正となったようです。
この数値はかなりの成長率とみていいと思いますが、個人消費は、0.4%と伸び悩んでおり、此処をもう少し伸ばしたいところです。しかし家庭の財布は依然慎重で堅いヒモといった状況です。
公共投資が▲1.4%から▲1.5%へと下方修正されているのもいい環境とは言えませんね。このマイナスがなくなっただけでも相当な伸びになりますからね。
東日本大震災、新国立競技場などイメージは膨らんでいるようですが、年度替わりの時期でもあり地方の支出が低いのでしょう。
全体では、一旦、4月~6月で減速すると見られていますが、後半には持ち直しアベノミクス3本の矢がタイムラグを超えていよいよ先行きが明るくなってくるのではないでしょうか。