国連事務総長の潘基文氏が、9月3日に中国が実施する「抗日戦争勝利記念行事」に出席すると報道されています。
どう考えても一般的には中立性を損なう行動と受け取られますが、皆さんはどうお考えでしょうか。
米国が引きとめるのを振り切って韓国・朴槿恵大統領の出席が発表されましたが、これとの関連もありそうです。
潘基文国連事務総長は、今年に入ってロシアやポーランドで行われた第二次世界大戦関連の行事に参加したとか、8月6日に広島へ国連幹部を派遣したということを口実にし、日本政府が伝えた「中立性の懸念」を払拭しようとしています。
こうした事前行動は中国に出席するためのアリバイ作りという見方が一般的な世論です。
世界の中枢であるはずの国連までもがこのような歪みを許し、詭弁を弄して平気で正当性を主張するようなら益々国連改革が叫ばれることになるでしょう。
第一、北朝鮮、中国の間で韓国の果たしてきた民主主義が、今後ますます中国寄りに推移するとすれば北東アジアの3国は社会主義国になってしまいます。
これは日本にとって大いなる脅威となり、こうした事態を招かないようにすることが大事ですが、今の状況はその危険性をはらんでいる時代に我々はいるということを自覚する必要があると思います。