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今月7日、高度1万mで急に産気づいた台湾人女性が出産しました。
たまたま飛行機に乗り合わせていた医師や客室乗務員が協力して無事出産したようです。
元気な赤ちゃんが生まれた瞬間「おぎゃー」という声が聞こえたとき機内からは感動の拍手が起こりました。
出産した母親は、陣痛が始まって出産するまで我慢の限界の最中に「もうアメリカの領空に入りましたか?」と何度も聞いていたそうです。
ところが、アメリカについて9日目にこの母親は台湾へ強制送還されたそうです。
なぜでしょうか?
この母親が搭乗した中華航空は、あらかじめ妊娠32週を超えて搭乗する場合は、その旨を申告する義務があると定めているのですが、その事実を隠して搭乗したようです。
参考までにJAL、ANAでは36週です。
では何故そのようなことをしたのでしょうか。
この母親は赤ちゃんにアメリカ国籍を取得させることが目的だったようです。
子供がアメリカ国籍を取得すればその母親もアメリカ国籍が取得しやすくなると考えたようです。
アメリカ本土海岸から12カイリ以内に入れば立派なアメリカ領土です。
かくして、この母親はアメリカに到着しましたが、強制送還の措置を受けて国内にいる友達に赤ちゃんを預けて帰国させられたそうです。
台湾国内では、この母親に対する非難、バッシングが相次いでいるそうです。
「また、恥さらしな女が一人増えた」など罵詈雑言で溢れているそうです。
近年、米国ではこうしたケースが相次いでいるそうで社会問題化しているようです。
美談から一転、非難の嵐に晒されているお粗末なお話でした。