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昨日は、世に言うバレンタインデーでしたね。
僕などはそうしたことに全く関係のない年になってしまって一抹の寂しさはありますが、青春を謳歌している若者にとっては大事な儀式なのかもしれません。
大きなお世話ですが、セレモニー化しすぎて大事なハートや温もりを失うようなことがあってはいけませんね。
今日からは、2月定例会が開催され、補正予算と新年度予算が審議されます。
新年度予算は若干の縮小傾向ですが、「明日の広島市」を創造する不断の努力が行政、議会の双方に求められます。
さて、長野県軽井沢町でのスキーバス横転死傷事故を契機に国土交通省は事故直後から全国で抜き打ちで監査を実施しています。
かつて高速道路での大事故を契機に運転距離、交代要員などとあわせ書類上の厳格化なども含め素早い法改正で対応してきましたが、またしても悲惨な事故が発生しました。
国土交通省は、1月21日以降、全国28か所で抜き打ちの街頭監査と称して運行指示書や社内表示などについて指導・調査しました。
その結果、165台について実施し、そのうち66台(4割)で違反が見つかったことが分かり、バスの保有台数が20台未満の小規模事業者ほど違反率が高く5割を超えて多いことも分かりました。
法改正だけでは限界があることも浮き彫りとなっており、業界への参入基準の見直しにも着手する必要がありそうです。
運転技術は勿論ですが、大量輸送の2種免許の意味合いをもっと自覚させる教育と低コスト重視にならざるを得ない現状の改革が急務だと思います。
コンプライアンスは当然、必然のことと思いますが、カスタマークオリティー(CS)という基礎・基本を見つめなおすこと、とりわけ命を預かっている事業だということを再認識するということが重要ではないでしょうか。
事務的に利益を確保して下請けに回すという悪習慣は根絶する必要があると思います。