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あと「1」

カープの新井貴浩選手が2000本安打達成まであと1本に迫りました。
昨日の対阪神6回戦で2本の安打を重ね通算1999本としました。
 
この人の努力は並大抵ではない。
大変失礼な話ですが、入団当初は誰がここまでの選手になると予想しただろうか。
技術的には守備も打撃もお世辞にも上手とは言えなかった選手が努力でここまで実績を積み重ねてきました。
お父さん、お母さんとは20年来のお付き合いをさせてもらっていますが、「親を見れば子が分かる」とは正にこの事です。
素晴らしい親に育てられたこの長男は、見事に努力でここまで来たといっても不思議ではないと思います。努力は裏切らないということを長年にわたって実践した賜物だと思います。
しかも、選手の多くは自分のためという人が多い中で、この人ほど「フォア・ザ・チーム」の精神を持ち続けている選手はいない。
選手間の信頼も厚く球団からの信頼も厚い。このような選手はなかなかいないと思いますよ。
「広島のファンの前で達成したかった」という素直な気持ちを「広島のファンの前で達成できなくてすいません」という人です。この言葉で人柄も分かるというものです。
阪神の選手会長時代が一番苦しく辛い時期でもありピンチだったのではないでしょうか。
それでも文句ひとつ言わず自分に託された仕事を黙々とこなした人格者です。
どこの球場でもいい、金字塔を打ち立てるのにカープファン、新井ファンは拘らないよ。
まだまだ通過点です。完全燃焼するため、優勝に向かって前進あるのみを続けてくれると思います。

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