ひとつ前へ戻る
今年1月4日に史上最速で開会した通常国会が昨日閉幕しました。
閉幕後夕刻の記者会見で安倍首相は、消費税率10%への引き上げを先延ばしすることと衆参同日選は行わないことを表明しました。
2014年11月の消費増税延期に続き2回目の延期となることについて「内需を腰折れさせないために延期を決断した」と強調し、「これまでとは異なる新しい判断」だと述べました。
その上で、こうした判断について「参院選で国民の信を問いたい」とも述べました。
参院選では改選議席121の内、自民、公明の与党で過半数を目指す考えです。
消費増税を先送りすることで財源確保が十分でないため、「上げた時と同じような社会保障の充実策ができないことは理解してほしい」と述べましたが、2020年までにプライマリーバランス(基礎的財政収支)を黒字化することについて「財政健全化の旗は降ろさない」としました。
「アベノミクスを加速させるか4年前に逆戻りさせるか」が最大の争点になると参院選を展望しました。
参院選は、6月22日公示、7月10日投票が今朝閣議決定されました。