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第三者の目

東京都・舛添知事の政治資金をめぐる問題は昨日午後4時から記者会見を開き弁護士二人による説明が行われました。

 

 要約すると調査の結果
 ①政治資金規正法に支出の制限はないことから違法性は認められない
 ②しかしながら、宿泊費、飲食費など私的利用の疑いがあり不適切な支出がある
 ③美術品など約315万円は数が多すぎる(106点)

 

などが指摘され、家族同伴の宿泊代6件は、「政治活動に無関係」とまでは言えないが、全体として「家族旅行」と判断するほかないとし、飲食代14件は家族との飲食だった可能性が高いとして「適切ではない」と述べました。
また、知事本人から公用車での利用が問題とされた件では「神奈川県湯河原の別荘は第三者に売却する」と述べました。
結果として違法性はないが道徳、倫理上の問題は残りそうです。政治資金としての適切な支出か否かは問題があると私も思います。
政治活動のための寄付や収入はそれに伴う支出が相応とされるのは当然であり、公私混同となっている支出には批判が集まって当然と言えそうです。
こうした現状に東京都民の感情は許せないという意見が多数で、知事と感覚のズレが指摘されています。これが都知事としての「資質に問題あり」という結果になっていると思います。
一方で、違法性がない以上刑事責任を問うことは困難ではないのかとも思います。
僕は違法性がないからそれでいいと言っているのではありませんが、ケチとかせこいとかいう言い方は人格を攻撃するもので名誉棄損に当たる可能性もあるということを指摘しておきたいと思います。
今日は、都議会で代表質問、明日は一般質問、そのあとには総務委員会が待っており、舛添知事が自らの言葉で都民が納得できる説明をする必要があると思います。

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