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東京都議会の議会運営員会は、協議を始めたものの休憩をはさんで大幅に中断したままです。
最終日の議会日程を明日に控えて舛添知事に対する不信任決議案提出の流れは、共産党と民進党の共同提出から自民党を除く全会派が公明党案に乗る格好でまとまりかけましたが、長い時間がかかっています。
自民党は、選挙で応援した立場から不信任決議案提出ではなく、舛添知事の自発的な辞職を求めていましたが、知事は自らの辞職を拒否したようです。
こうなると自民党も提出の方向で動くしかなくなってきますが、参院選への影響は不可避となってきました。
現時点、舛添知事に残された選択の道は4つです。
明日の本会議で不信任案が可決されれば、①その時点で辞職、②議会の解散、③10日間の経過で自動失職、④本会議前の辞表提出です。
今回の不信任決議案に対する騒動は、一般的に考えられる常識的な形の場合は④です。
しかし、舛添知事はリオ五輪に対する相当な思いを持っていることから、こだわり続ければ①、②、③を選択する可能性があります。
午後11時ころ退庁した舛添知事はこの3つのどれにするか一晩考える可能性がありますね。この3つのどれになってもリオ五輪をまたぐ日程になることは必至で大変な費用をかけて舛添知事以外に得するものはありません。
その代わり、相当な批判とバッシングを一生受け続けるという精神力を持ち合わせなければなりませんが、今の舛添知事はやりかねないかもしれませんね。
そうでないことを願いますが、都議会の対応が参院選だけでなく、日本の行く末に混乱を招くのではないかと心配しています。