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東京都の豊洲新市場建設で盛り土がなされなかった問題で小池知事は「歴代の中央卸売市場長をはじめ、関与した幹部らの懲戒処分などしかるべき対応をとる」と述べました。
小池知事がリオ五輪の閉会式でへフラッグ・ハンド・オーバーに出席している間に、なぜこのようなことになったかを調査するよう庁内に命じていましたが、帰国後に示された報告では「流れの中でこうした結果になった」との報告を受け、十分ではない、納得できない姿勢を示していました。
また、責任の所在がはっきりしない無責任体制を痛烈に批判していました。
歴代の市場長は明確に決裁文書にハンコをついているので責任を問うとし、他の幹部職員については個人の特定など行政監察手続きを進める」とのべました。
職員への聞き取りでははっきりしない責任体制を刷新するために知事の職務権限を最大限に使って真相究明に自らの乗り出したと言えます。
大組織に大ナタを振るい正常化しようと東京大改革を進める知事の姿勢は評価されるものだと思います。大事業に潜む利権をむさぼる黒幕の存在も噂されており、これからの行方に重大な関心が注がれています。