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稀勢の里

こんなことってあるでしょうか?
それがありました。信じられないことです。
13日目の日馬富士戦でで怪我をして次の日の鶴竜戦でも敗れて敢え無く2敗目を喫しました。
おそらくこれを見た相撲ファンは「明日出れないんじゃないか」とか「どうなるんじゃろう」、「千秋楽はどうなるのか」、「ここまで優勝ペースで来たのに・・・」と思ったのではないでしょうか。
ところが、千秋楽では照ノ富士に本割で勝っただけでも凄いけど、優勝決定戦でも再び勝って逆転優勝を飾りました。
日本力士の横綱としての優勝は19年ぶり、新横綱としては22年ぶりの優勝で幕を閉じました。
横綱になった稀勢の里は、これから強い横綱になるだろうなと思っていた矢先の思いもしない怪我でヒヤリとしましたが、日本中を感動させる相撲でファンを沸かせました。
それがあの涙に表されていたと思います。
本人も「自分の力以上のものが出た。これまでの15年の相撲人生で全く違う場所だった」と答えていました。
八角理事長も「歴史に残る名勝負になった」と讃えていました。
稀勢の里の集中力は誰にも分からないけど凄い力になって出たんだなぁと思います。

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