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プロ野球 ストライキ決行!!

今日から9月末までプロ野球の無い週末が続くことになった。

プロ野球選手会は昨日、一昨日と交渉を重ね17日5時の期限を2回に渡って延長し、午後9時まで行ったが合意に達しなかった。

選手会は大阪近鉄とオリックスの合併を1年凍結することを経営者側に再度求めたが受け入れられないことから、新規参入について最大限の努力によりセ6、パ6を来季からの実施を求めたが合意しなかった。

新規参入の場合、その審査に相当の時間を要するという経営者側と選手会側の最大限の努力を求めると言う接点は見い出せなかった。

経営者側の主張する審査に要する時間というのは新規参入によって親会社と競合するか、又は不利益を被るか否かによってその参入を認めるか認めないかをオーナー会議で決めるという腹はミエミエでこうしたことが閉鎖的な体質を生んでいるのだと思う。

企業であるがゆえに自分たちの市場と利益を侵されない人物と業種であるのかを見極めるために必要な時間であることを主張しているのだろう。

一方選手会側はその時代の移り変わりによって好調な企業に球団が移ってもいいではないかと主張しているのである。

ここでその場合、新規参入と身売りという二つの手段が考えられる。

この場合どちらもオーナー会議の承認を必要としているが身売りのほうが経営者サイドとしてはそのハードルが若干低いと思われる。
しかし、今回の場合は合併という特殊なパターンになっていて球団数が1つ減る上に新球団の支配下選手から漏れる選手が出るという言わば雇用の場を失うことから労働組合日本プロ野球選手会が動いている。

現時点ではその受け皿にライブドアが参加申請をし、パ6球団で来季も行っていこうとすることに対して、経営者側による最大限の努力を払って欲しいと選手会が要求しているが審査時間が短いことを理由に来季はセ6、パ5とし’06年度に6球団づつに戻すとしている。

先日も書いたがこれからは数に拘ることなく私は多ければ多いほどいいと思う。親会社の多少の競合はそれがお互いの企業の成長につながり、野球においてもライバル意識むき出しのファイト溢れる面白い野球が見られるのではないか。

今、日本プロ野球は大きなうねりの中で新たな第一歩を踏み出した。

硬い言葉で言えば構造改革、体質改善とでも言えばいいのか知れないが私の言葉で言えば今まで避けてきた道が避けて通ることの出来ない道になっただけのことであり、いつかは通らなければならなかった道だ。

シーズン途中でこのようなことになって、優勝を狙うチームにとっては余り歓迎されないことかもしれないがそれでも皆で協力しようとしている。こうしたことも世論の支持を受けている一つだろう。

この問題は短期決着を望めないかもしれない。ひょっとしたら来季のペナントレース開催にも影響を及ぼす可能性を大いに秘めていると思う

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