8月20日未明に発生した広島土砂災害で、広島市北部を襲った豪雨は数百年に1回だったことが分かりました。
土砂災害の緊急調査団・砂防学会は、被災地近くの三入(安佐北区)と高瀬(安佐南区)の両観測所に残る過去のデータを調べたそうです。
一般的な統計処理で仮に「500年に一回の確率で降る雨量」を計算したところ3時間雨量で三入・118.3mm、高瀬・135.9mmでしたが、実際に降った雨は、三入・209mm、高瀬・187mmで大幅に上回っているという結果が出ました。
また、中国地方整備局は、「砂防ダムは原則、100年に1回豪雨で動く土砂を受け止める計算で想定し高さ、強度を設計している」そうです。
これじゃ、どうしようもないですよね。自然災害の脅威は人間の想像と知力をはるかに超えています。誰の責任でもありませんね。防ぎようがないですもんね。
だからこそ大規模な自然災害、天変地異などは自治体能力を超えているからこそ整備や復旧を国の負担で行うことになっているんですよね。