安倍首相は、北朝鮮による拉致被害者の再調査を実施することを26日からストックホルムで行われた両国間の局長級会合で合意したと発表しました。
再調査には北朝鮮側に特別な権限を与えられた特別調査委員会が設けられ、3週間くらいで立ち上がる見込みと言われています。
調査開始と同時に日本が独自に行っている制裁規制を一部解除し、北朝鮮に対しても敬意を払い信頼関係を築く歩調をとるものと思われます。
調査が開始されれば小泉政権以来のことで、蓮池夫婦、地村夫婦、蘇我ひとみさんの帰国に続く快挙となるか注目されています。
中国、韓国との関係が悪化している北朝鮮は孤立し、経済問題、金融問題でも切迫しており、拉致問題を抱える日本との交渉で自国の活性化を狙っているそうですが、いずれにしても安倍政権の粘り強い公式、非公式交渉が実を結びつつあるのは確かです。
日赤、飯島勲氏、アントニオ猪木氏たちの地ならし努力が実を結んだのでしょうね。
北朝鮮は拉致被害者、特定失踪者を含むすべての日本人について再調査することについて局長級会合で最後には素直に従ったそうです。本当に信用できるのかという心配はありますが、だらだらとやるのではなく、1年以内を目途に解決するという約束もしているようです。
安倍首相の言う「1日でも早く帰国し、我が子を胸に抱く日が来ることを期待している」ことが現実のものとなることを祈ります。最後のチャンスです。