そろそろ、お盆本番を迎え、早いところでは長期夏休みに入った企業もあり、帰省が始まっているようです。
内閣府は、今日発表した4月~6月のGDP速報値で年率換算プラス2.6%成長を発表しました。安倍政権発足後、アベノミクスが奏功し、3期連続のプラス成長となりました。
ただ市場は、期待の高さから2.6%に留まった数値に不満を示しています。
家電やビールなどの消費は伸びましたが、設備投資は伸びを示さず、タイムラグが生じているのか、経営者が景気の判断を慎重に見極めているのか低調な状況です。
住宅着工は順調ですが、「完成」していない物件が多いことから今回の数値には反映されていません。
いずれ、確定値が発表されると思いますが、この数値(4月~6月)をもって来春の消費増税について判断するとしていますが、どのような決断をするのか国民は重大な関心を持っています。
僕は、景気の上昇、実感が今現在においても疑いを持たれているならば、もう少し1年くらい伸ばしたらどうかと思います。
景気の腰折れを心配する人は多くいるように思います。僕もそう思うし、政権をとった上、参院選の大勝利でネジレを解消した今、焦ることはないと思います。どっしり腰を据えて臨む必要があると思います。
むしろ、謙虚さをアピールする上でも、伸ばしたほうがいいと思うのです。
もし、そうするなら社会保障費の財源、借金返済を含む財務省との戦いは、避けられませんが、まず、自民党内の税調(野田毅会長)を説得しなければなりません。
安倍総理には、是非、冷静沈着に適格な判断を期待したいと思います。