審査は、今日から経済・環境関係に移りました。
ゴミのないまちづくり、メッセコンベンション施設、全国菓子博覧会、大震災のガレキ処理などについて議論されました。
我が会派の石橋竜史委員は、「タバコのポイ捨て防止条例が施行されても広島市の場合、制限エリア内の横断歩道の脇には吸殻入れが132箇所も設置されている。他の政令市では、制限区域内はゼロ、区域外でもせいぜい2~3箇所という現状だ。広島市の場合、今後どうするのか」と当局に詰め寄りました。
なるほど理屈の合う話だと聞き入りましたが、他都市では制限エリア内には設置しないという整合性を満たしていますが、広島市の場合は矛盾した対応になっていると思います。
また、大震災のガレキ処理についてまもなく1年が経過しようとしていますが、その処理は一向に進まないというのが現状です。
世の中では絆とか助け合いとか耳障りの良い言葉が乱れ飛んでいますが、現実は総論賛成、各論反対という現実に直面しています。これでは美しい言葉とは裏腹に他人事になってしまうのではないでしょうか。
大震災のガレキすべてが放射能に汚染されているのではないと思います。人体に影響の無い数値でありながら政府の安全基準数値が宣言されないことが一番大きな原因だと思います。
しかし、受け入れを決めた自治体では自ら現地へ行って測定し、協議をしたのち安全であるという確信を得て東京都、神奈川県、静岡県・島田市など首長が英断を下しています。
被爆者団体の援護は、被災三県のこうした人たちの多額の税金が投入されていることを考えれば、少しは恩返しか、何か役に立つ行動を広島市もその先頭に立って行うべきではないでしょうか。
美辞麗句よりも行動で示す事が大事ではないですか。
最後におかしな話がありました。
安佐北区・白木町の環境局所有のゴミ埋め立て予定地として地元と合意していたことが、一部地元の反対から立ち木トラストを中心とした運動で平成17年から暗礁に乗り上げたまま放置されている件が取り上げられました。
一体誰が、この問題にストップをかけたんだと言いたいですね。
約束が反故にされたのですから、地元はどのような活用方法を望んでいるのか改めて広島市に対して提案をしなければ辻褄は合わない話だと思います。
ボールは、地元の白木町にあるということを自覚する必要があると思いますがね。