福岡市消防局職員・藤健二郎(とう けんじろう)容疑者(21)が、車を盗み、酒気帯び運転で逮捕されました。
藤容疑者は消防局救急隊員で救急車を運転することもあったそうです。
25日午前1時40分頃、電車を乗り過ごし、駅から自宅まで国道3号線を歩いていたところ飲食店に止めてあった車を盗みました。
所有者から警察に通報があり、午前2時半頃、手配の乗用車を見つけた警察が、酒の匂いを感じて検査したところ、呼気1リットル中、0.2ミリグラムのアルコールが検出されたそうです。
福岡市では’06年8月に東区の「海の中道大橋」で飲酒運転による幼児3人の飲酒運転死亡事故が発生し、撲滅運動と根絶に取り組む「生活安全部」を新設する予定でした。
こうした中、福岡県では、22日に全国で始めて罰則を付けた「飲酒運転撲滅条例」が成立したばかりでした。
福岡県は飲酒運転事故の発生が、’10年337件(全国1位)、’11年257(全国2位)で全国最悪の水準となっています。