午前10時から総務委員会が開かれました。
気になった点を2点記述しておきます。
先ず1点目は、硬式野球場、ソフトボール競技場の建設に関する要望意見が出ました。スポーツ振興の観点から是非応援したいと考えています。私自身、これまでにも競技団体からの要望・陳情を幾度と無く経験しています。
この問題に関連して「岡田運動広場整備」の話が出ました。
これは、玖谷埋立地の地元対策(見返り施設)として計画されたと思うのですが、この財源にカープが、ほぼ毎年1000万円を拠出し、少年野球振興基金として積み立てているものを充てるという話があります。
今日、その財源の話が出たわけではありませんが、仮にそうだとしたら暴挙としか言いようがありません。
建設時期が来たら、地元対策は地元対策として環境費から支出する予算を筋通り編成する必要があると思います。横取りしないでください。
2点目は、報告事項として取り上げられた「広島市子どもの読書活動推進計画(第二次計画)」素案についてです。
そもそもの話になりますが、こうした事業の内容であれば教育委員会で扱うのが普通ですが、市民局の所管になっています。違和感を感じるのは僕だけでしょうか。
数年前、教育委員会から生涯学習課を移管させ市民活動推進担当部長の下に置いてこの事業を担当させています。
一般的に子どもの読書や読み聞かせは基礎学力向上に効果があるとされています。
OECDでの学力調査でも日本の読解力は世界の中でも大きく劣っていることが分かっています。全国学力テストでもこの点に注力しなければ学力水準は改善されないことになります。
国の方針だけに頼らず、広島市が、教育委員会自らが、この点を真摯に受け止めて施策、事業推進する必要があります。
そのためにはこの事業を本来の形に戻す事が大事ではないでしょうか。そのために必要であれば、手当をすることも考えなければなりません。
もしも学校現場や教職員組合が、この問題に反対しているのだとしたら職務放棄と解されても仕方ないし、教職にある者の自殺行為だと思います。