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一大事

広島市は旧市民球場の跡地計画や解体に不満を持つ市民が多数いることを承知しながら、昨日24日、小雨の降る中「さよならイベント」を午前11時から強行しました。

球場付属設備などがオークションにかけられ残念な結果となりました。

しかし、オークションやイベントに参加した約4,000人のファンは解体に賛成しているわけでもなく、イベントやオークションが楽しくて参加しているのではないことを市は理解しているのでしょうか。

この人たちの本心はカープファンの中でも旧市民球場を愛し、カープを愛した飛び切りのファンなのであってこれまでの記憶を懐かしんだり、惜しんだりする最高のファンが参加したのではないでしょうか。

オークションの後はグランドで終球式という名のセレモニーが行なわれ、秋葉市長が投げ終えた直後に観客の男が市長目がけて剛速球を投げ込みました。球は市長の右足に当たり、2週間の怪我を負ったそうです。男は直ちに警備員に取り押さえられ、広島中央署員が傷害の疑いで現行犯逮捕しました。

男は「旧市民球場の解体に腹が立った」と答えたそうです。

こうした行為は決していただけませんが答えた内容は正直な気持ちだと思います。

このような気持ちは市民の殆んどが抱いている感情だと思います。「さよならイベント」が行なわれている間、球場の外では「旧広島市民球場の歴史と未来を守る会」が模擬住民投票を行い約1,200人のうち98%が解体に反対していることが分かりました。中国新聞は「大半が」と記述していますが全く違います。また、少年野球選手や解体に反対するグループがイベントが終了して出てくる参加者や道行く人たちに訴えていました。

このような状況で解体着手できるとすればもうそれは悪魔の仕業でしかないと思います。得意そうに最後の球を何ら躊躇いなく投げた秋葉市長の神経を疑いますが、殆んどの人が見て嫌な気持ちになったのではないでしょうか。

今後、突発的なことが発生しなければ良いのですが充満した鬱憤のやり場がないことはデモが行なわれる現在の中国情勢に似ているのかもしれませんね。

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