最近、東京都内などで100歳を越える高齢者の所在が不明となっていることが相次いで発覚しています。
先ず最初は足立区の111歳になる男性が30数年前既に死亡し、ミイラ化していた事件が発覚し、杉並区では113歳の最高齢者と言われる女性が行方不明となっていることが分かりました。昨日は八王子でも102歳の男性が不明と発表されました。
住民台帳だけで本人確認をしないで行政を進めてきた杜撰さが浮き彫りになっていますが、一方で年金や長寿祝いなど不正受給となっている場合もあり社会問題化しています。
先日、総務委員会で所管施設の視察で矢野おりづる園を訪れたとき信じられない話を聞きました。
この施設で生涯を終えたある人の親族に連絡したが一向に出向くことは無い中で息を引き取ったそうです。挙句の果てには遺体の引取りにも来ないのだそうです。
堪りかねた園としては「○○日の午後4時までに引取りに来ない場合は警察に通報する」と連絡したら3時55分に身内が来たそうです。それでも遺品のなかでいるものだけを持って帰ったけれども結局、遺体は引き取らなかったそうです。
皆さん信じられますか?なんとも寂しい話です。虚しいです。生きるということと高齢化社会の歪みを考えさせられる昨今です。
こんな国に誰がしたの・・・