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予算特別委員会(5)

今日から建設関係の質疑です。

私は2つの項目について質問しました。

1.旧市民球場関連で提案されている解体費1億3,800万円と球場付属設備等の売却1億5000万円余りと収益処分、これに係る旧市民球場条例の廃止についての3件が提案されています。

旧市民球場条例の廃止が議決されていないのに「お宝売ります」などと2月10日の中国新聞に載っていましたが、こんな先行報道で球場解体を誘導しようなんてやり方がおかしいですよね。

解体についても急がなくていいと思います。市が進めようとする案は市民には受けが悪いようですから。市民の間にも色々な考え方やアイデアがあるようですからもう少しじっくり腰を据えて結論を出す必要があると思います。

いずれにしても今回提案されているこの関連議案は3点セットとなっており、何をするにも旧市民球場条例がその根拠条例です。

2.若草町再開発事業で提案されている40億円の無利子融資はチョッとひどいんじゃないですか?外資系ファンドが折りからの不況で撤退したことを理由に融資すると言うのですが、その詳細な経緯、そのファンド会社名を公表できないで融資をしたいとは目茶苦茶じゃないですか。

今後の経済状態、金融情勢がどうなるかは誰にも予測できません。ましてや管理運営の中心となる大和システムは倒産寸前で経営の先行きは極めて不透明です。そのような状況での税金投入は「シャレオの二の舞」どころかドブに金を捨てるに等しいことになるかもしれない危険なことで看過できないと思います。

また、この事業はホテル・ビジネス棟と住宅棟を一体とする開発を進めているのですが、経済・金融情勢の悪化でファンドが撤退しているのですから提案されている内容は住宅棟に入居予定の市民に大きなリスクを負わせることになります。したがって市はホテル・ビジネス棟と住宅棟を2つに分けることで住宅入居者にはリスクを負わせない事業変更の道を選択するべきです。そのために完成が1年くらい伸びてもきちんとリスクを回避し、再開発事業を完成させなければなりません。それが責任ある行政の立場と言うものだと思います。

今のまま事業を進める議決すれば必ずと言っていいほどこの計画は倒産、失敗の憂き目に遭うと思います。そうならない場合でも次々に税金の投入を余儀なくされ泥沼に嵌まり込むと断言しておきます。そのときの責めは提案した市側ではなく議決した議会側にあるということをよく肝に銘じておく必要があります。

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