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議会運営委員会

昨日は2月定例会の初日で今議会の日程を決めたり、提出議案に対する市長説明があり、その後、議会運営委員会が開かれました。

前回に引き続き、予算特別委員会の開会中に米国5大学が延べ4日間にわたって広島を訪問するに当たって市長がその接遇のため審議を外れるということに対し、議会の対応を決めるための委員会です。

市長は昨年も予算特別委員会の日程を議会が決定した後に特別支援学校や看護学校の卒業式に3日間出席したい旨申し出て物議を醸しました。今年も市長は昨年と同様に3校の卒業式に出席する意向を示すとともに今年はさらに5大学の訪問に対し面会するというのです。予算審議中は国内、市内を問わずこれまで来訪者に対する措置は無かったのですが、米国主張などで意図的に呼びかけたとの疑いは払拭できません。

そもそも「予算特別委員会が長期にわたるため拘束される時間が長いから出席したくない」というのが市長の言い分です。
一方議会はこれまで40年間にわたりこの審議方法を踏襲してきており、予算案の提出者である市長の出席は必須という議会内の意思は今年も当初の議会運営委員会において全会一致で決定していました。

にも拘らず昨日の議会運営委員会ではこうした「議会の意思決定」を無視した各会派の意見が述べられ、委員長に至っては途中で副委員長と長時間にわたって自論を展開するなど収拾がつかない状況に陥りました。

この委員長は市長派の議員で市長の意向を反映しようと一生懸命だったのでしょうが、委員長たるものは決定事項と事実に基づいて中立的な立場で進行と取りまとめ役を務めなければなりませんが、前述した「提案者である市長が出席した下で審議する」という大前提を無視した委員会の進行に務めてしまいました。

これが現在の市議会内のレベルということになるのですが、余りにもお粗末な内容に私はうんざりするとともに議会力の低下に大きな懸念を抱いてしまいました。

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