首相指名選挙の行われる特別国会を16日から行うよう民主党から要請を受けた政府・与党は4日間の日程で召集することを決めました。
これによって民主党・鳩山由紀夫氏が第93代、60人目の総理大臣に選出され、直ちに組閣作業を仕上げて新体制を発表することになりそうです。
選出後の所信表明演説は臨時国会を召集して行われますが、10月25日に予定される静岡、神奈川の参院補選後に召集する方向で検討しているようです。首班指名後、2ヶ月以上経過してからというのは、余りに遅すぎて勢いを駆って勝利しようとする党利党略との批判の声も出てきそうです。
一方、自民党は総務会を開き最終的に総裁選を18日告示、28日投開票という日程で新体制を築く方針のようですが、これより前に首相指名選挙が行われることから麻生首相に投票することをめぐって議論が紛糾しています。
投票案としては①麻生首相に投票、②白紙投票、③自由投票、④選挙管理委員長に投票するなど4案あったようです。
衆院選大敗の責任者に投票することへの異論は根強く、白紙投票という可能性もあるようです。いずれにしても特別国会での首班指名選挙の対応、新総裁選出という過程をキチンとしなければ厳しい国民目線の前に自民党は本当に終わってしまうような気がします。