広島大学本部跡地の取得期限の問題で広島市は9月末まで再延長を国立大学財務・経営センターに対して申し入れ、センターはこれを受け入れる模様です。
当初、3月末が期限になっていました。ところが建築資材の高騰や住宅需要の低迷を理由にアーバンコーポレイションが計画の見直しを発表していましたが、「事業採算性の精査にもう少し時間が必要」との結論を仲介する広島市が受け入れた格好になりました。
広島大本部跡地については広島市と広島大学が「知の拠点再生プロジェクト」として計画し、アーバンコーポレイションが代表の共同事業体を広島市が公募で選んでいます。
しかし、表向きのもっともらしい理由とは裏腹に先月行われたアーバンコーポレイションの株主総会では大問題が露呈しており、経営危機を迎えていることが本当の理由でしょう。
まぁ何と言いましょうか、大学跡地についてはその取得を巡って共同事業体が公募される前から広島市が何回も延期を求めてきた経緯がありますが、今回またしてもそれを同様に繰り返すという異常事態に驚きを隠せません。
遅々として進まないこの事業、単に再延期というケチが付いただけでなく何か呪われているような気がしませんか・・・この問題。