1978年の開館時からひろしま美術館に所蔵されているゴッホの「ドービニーの庭」を近く科学調査することになったようです。
問題はこれとほぼ同じ構図の絵がスイスにもう一点あり、こちらの絵には左下の庭を横切る黒い猫が描かれているが、広島美術館の絵には黒猫がいないのだそうです。しかし、絵の同じ場所には不自然な筆跡が残り加筆跡が窺えるのだそうです。
この謎についてはドイツにあった1930年代から「誰かが塗りつぶした」とか「もともといなかった」など議論の的になってきたのだそうですが、今回の科学調査で①猫の存在 ②加筆箇所 ③ゴッホが使った絵の具の特定 ④退色の有無の四点について解明したいそうです。
何やらミステリー染みて面白そうですが、15日10時から公開調査を始め入館者は見学できるそうですよ。