福田良彦氏の岩国市長転出に伴う山口2区の補欠選挙が昨日行われ、自民党候補の山本繁太郎氏は敗れました。
当然といえば当然の結果(失礼)だと思いますが、その敗因は何と言っても道路特定財源となる暫定税率の問題もありますが、それ以上に大きな敗因は4月から始まった後期高齢者医療制度だと思います。
本格的な高齢化社会の中での高齢者医療は政権政党の重要且つ喫緊の課題だと思いますが、余りにも国民に対して思いやりのない制度の開始が有権者の反発を招いたと考えます。
国の莫大な医療費の支出があることは皆解っていると思います。問題解決に向けた政府の新たな制度だったのかもしれませんが、国政のあらゆる財源の確保はもはや消費税しかないと思います。
それを解っていながら何年も税率アップできない政府・自民党の弱さが目立ちます。今後の安定した財政運営のために必要な消費税上げを恐れていては政権担当能力に疑問符が付いても仕方のないことかもしれません。何故ならどの政党が政権を担当してもこの問題を避けて通ることなどできないのですから・・・
選挙事情ばかりに気を取られて政策の財源確保という一番肝心なことに手がつけられないようでは国民の信頼は益々程遠いものなっていくでしょう。もはや小手先の政策では通用しないと思いますが皆さんはどうお考えですか?