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どっちが本音

民主党・小沢代表の辞任表明を受けて党執行部は昨日から奔走しています。

ホテルに籠もっている小沢代表を鳩山由紀夫幹事長、菅 直人代表代行、輿石 東参院会長などが訪れて辞意撤回の慰留工作に務めました。しかし、本人は「昨日、辞職願を出したばかりで心の整理に時間が必要」として謝意を示しながらも回答を留保しました。

役員会では連立を前提としない自民党との政策協議には応じるという意見集約を決定していますが、小沢代表もその辺りに理解を示し「選挙に勝てる態勢ができればいい」という軟化路線も見え始めています。

今日は党内で当選回数別の意見聴取が行われる予定ですが、代表続投について賛否両論、喧々諤々の話し合いが予定されています。

執行部の慰留は「政権奪取のためには小沢が絶対必要」と考えているのか、それとも辞任を受諾すれば「参院議員17人に近い数を引き連れて離党されるのが怖い」からなのか、はたまた衆院選を前にした当事者の議員たちは当落に左右する問題だけに損得勘定を弾いて複雑さが絡まっており、そこら辺が難しいですよネ。

民主党という味方の陣地に手荒い爆弾を投げつけて選挙で勝てるよう党を引き締めて立て直すのか、それとも政策実現という現実路線を進み見切りをつけるのか、小沢氏本人はこうした党内情勢や世論をどのように分析し結論を出すのか、これは大変な見物ですがどうなるでしょうか。

しかし、一旦辞職表明したのに仮に党の決定とは言え代表職に留まるというとがあれば求心力低下は否めませんが、本人は覚悟上での行動でしょう。一般的にはなかなかできる芸当ではありませんがこの世界は分かりませんよ。

これまた、『行くも地獄、帰るも地獄』ですね。

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