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政治倫理条例

広島県議会は最終日の昨日、政治倫理条例を全会一致で可決したようです。

その内容を示す記事が今朝の中国新聞で報道されています。
この記事を見て条例の内容がほぼ解るのですが、何だこれ、情けないと言うほかないというのが僕の率直な感想です。

この内容を見て一番愕然とするのは余りに当たり前すぎて何でわざわざこんなことを条例で定める必要があるのかという事です。
この条例の主な内容を次に記しておきます。

 ① 品位と名誉を損なう行為
 ② 公正を疑われる金品の授受
 ③ 同義的な批判を受ける寄付の受諾
 ④ 特定者が有利になる働きかけや職員への職務妨害

以上のことを禁止する内容が主な骨子です。

これは一体なんでしょうか。ばかばかしいと言うほかありません。
『恥もなければ自覚もない』ということを県議会議員66人全員で認めたという事ですよね。

もはや広島県議会には権威も品格も存在しないという事です。
中国地方では初めてだとありますが当たり前です。他の6県議会同様、「自ら県議会の地位をおとしめて信頼されない議員の集まりです」と公表し、議員個人の資質能力向上とコンプライアンスを放棄したも同然だと思います。
こんなパフォーマンスで政治への信頼が回復されると思ったら大きな間違いですが、それでも条例制定を決めなければならなかったところに広島県議会の不正常さが表れていますよね。

また、こうした記事を得意満面で大々的に掲載している中国新聞の思想はかなりズレていると思います。

有権者の負託とは一体何なのかもう一度根底から考える必要がありそうです。

皆さんはどう思われますか?

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