参院選で大敗した自民党は参院選総括委員会の初会合を開いて敗因を分析しました。
出席した衆参両議員からは不満や批判が続出したそうです。
特に萩生田光一衆議院議員は「一番卑怯なのは『自分だけは違う』とばかりにテレビに出て党の悪口を言う連中だ。文句があるなら総務会やこの場で言えばいい。そんな卑怯なやつは自民党から出て行けばいいんだ」と参議院政審会長の舛添要一氏らに矛先を向けました。
このほか若手、中堅議員からは①参議院は衆議院に頼りすぎて自民党支持層をうまく吸収できていない ②無党派層を取り込めないばかりか自民党支持層までも民主党に流れた ③世論調査の数字に流されすぎた ④党執行部と支持団体との話し合いが足らないなど多くの批判が展開されたようです。また、格差問題、定率減税廃止、年金記録問題への対応不足など政策面での逆風も指摘されました。
自民党が今回の参院選の得票数から衆院選をシュミレーションしたところ、300の小選挙区のうち民主党203議席、自民党70議席となったことが発表されると会場はシーンと静まり返ったそうです。
総括委員会はこの後、全国ブロック別に衆参両議院全員からヒアリングを行う予定で8月末を目途に中間報告をまとめる方針です。